
陶磁器の町だけど
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陶磁器の町だけど この日は無事、スマホでM-1を視聴し、晩御飯を食べて就寝。
翌日は鶯歌老街を歩いてみることにしていた。「老街」とはその名の通り、古くからある街並みのことである。
泊まっていたホテルがちょうどこの鶯歌老街の中にあるため、ホテルを出るとそこは老街。昨日、駅からホテルまでこの独特の景観を見ながら歩いたのだが、とにかく急いでいたのでろくに写真も撮れなかった。
ホテルを出て周りを見渡してみると、まさにそこは異世界。台湾の古い街並みがそのまま残っており、道はきれいな石畳。しかもここは陶磁器の街らしいので、そういったお店が軒を連ねている。スターバックスもあったりするのだが、それもこの街に合う色づかいの外観になっている。
ちょっと歩くとすぐに写真を撮りたくなるので、まったく歩が進まない。ちょっと行っては写真を撮り、陶磁器のお店に入って何か気に入るものはないかと物色し、またちょっと歩いて写真を撮り、陶磁器の店に入り…。
各お店には、台湾のオシャレで若い人もお客さんとして来ている。この街に陶磁器を探しに来ているようである。このあたりから南に車で15分ぐらいのところに三峡老街という名所もあるようなので、そこと組み合わせて遊びに来る台北の人もいるようだ。
台湾に来ているのでやはり台湾の陶器を買いたい、と思って物色していたのだが、どうもほとんどが中国本土製のようだ。しかもデザインもわりと現代的?なものが多く、なんとなく求めていた台湾色・中国色が濃いデザインのものはあまりないようだ。
出かけるのが遅い時間だったこともあるが、すぐにお昼ご飯の時間になってしまった。この老街にある、台湾のお茶が飲める「Teaday」というお店で食べることにした。
1階は陶磁器のお店、その下にあるTeadayは、台湾の若者が集うオシャレな台湾料理のお店だった。満席の大繁盛。少し待つことになったのだが、このお店の店長さんなのか、初老の男性店員さんが、待っている私たちにどきどき簡単な日本語交じりの台湾語で話しかけてくれたりする。なかなか目配り気配りのできる店長さんである。
少し待って席へと案内された。台湾料理のセットと台湾のお茶をたのんだ。お茶はお湯を何杯でもおかわりできるらしい。少しお高いお値段だったが、出てきた料理はとてもおいしく、また台湾茶もとっても落ち着く香り。もっと飲みたいのでお湯のおかわりをお願いしたのだが、あまりにもお腹がいっぱいになりすぎて飲みきれないので、さきほどの店長さんを呼んで「このお茶をカップに入れて持ち歩きたいんだけど、なんかそういうことできませんか?」(翻訳アプリ使用)と聞いてみた。すると、「1階でカップを売っているから、そこで気に入ったのを買って入れるのはどうですか?」と、なかなか商売上手だ。「いや、あの、テイクアウト用のカップを持っている人を見たんですけど」と言うと、「ああ、あれね。わかりました。ちょっと冷ましてから入れますね」というふうに言ってくれた。
そうか、あのカップは冷たいお茶用か。熱いの入れたら持って歩けませんな。冷ましてから入れるって、なかなかの気づかいやな。
ということで10分ぐらい待っただろうか、カップに入れて持ってきてくれた。 レジで支払いを済ませると、その店員さんが外まで来てくれて「あの先の建物の3階にも、私たちが制作した陶器類が置いてあるから見て行って」と言われた。渡された名刺を見ると「Culinary Producer」と書いてある。どうやら調理から食器、お店の内装など、あらゆるものを彼がプロデュースしているらしい。商売人でありながら、とても気さくで気配りのできる人だった。
なんだか料理よりもこのプロデューサーさんの話になってしまったが、街並みとともに、この鶯歌で印象に残った出来事だった。
結局、自分たちの気に入るような陶磁器には出会えず、まぁそれなら無理に買うこともないか、十分楽しんだな、ってことでホテルに帰って休憩。夜は老街から1つ向こうの通りに繁華な道があったので、そこでお粥や春雨料理といったお腹に良さそうなものをテイクアウトし、ホテルの部屋で食べた。
明日はもう帰る日だ。安いフライトを取ったため、帰りの飛行機は朝6時半出発という早朝便。朝4時半頃にタクシーに迎えに来てもらうことになっているのだが、ちゃんと来てくれるだろうか。少しの不安を抱えながら眠りについた。
次回、「帰りの飛行機は非常口担当」に続く。。
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