2. 旅立ち前のスッタモンダPart.1


『ミャンマーで見る金環日食ツアー』、結局どこも満員だった。国際線の飛行機が取れないという。
さすがにみなさん情報が早い。金環日食ツアーが出た途端、予約が埋まってしまったらしい。しかもミャンマーはもとから枠が狭い。

こいつはムリかな、とあきらめかけたものの、旅行会社でいっぱいと言われても実際の座席は空いていることも多い。航空会社のWebサイトを見てみることにした。そこから直接、エアチケットを取れるかもしれない。

ヨメさんが必死でタイ航空の英語サイトを調べてくれた(英語読めないのに)。
ミャンマーのヤンゴンへは直行便がなく、タイのバンコク経由で行くことになる。
「これなんて書いてあんの?」とちょいちょい呼ばれながらタイ国際航空のサイトを見てみると、やっぱり座席は余っている。自分で取ろうと思えば取れるのだ。

そこで、日本の旅行会社のツアーではなく、ヤンゴン発の現地ツアーを探してみる。つまり、国際線は自分で取って、向こうにいる間のすべての手配をミャンマーの旅行会社にお願いしようという魂胆である。

日本語の通じる「ペリカンツアー」という旅行会社を見つけた。金環日食はヤンゴンからさらに国内線に乗ってマンダレーという町に行かないと見られないらしい。その会社が主催しているツアーを見ると、なんとミャンマーでの国内線の手配も含め、3日間の「金環日食を含めた」現地ツアーがあるではないか!

しかし、空き状況をメールで聞いてみると、今度はミャンマーの国内線のフライトが取れないときた。どうしよう、とりあえずキャンセル待ちするか、でもその前に国際線のチケットは取ってしまわないとね。でも国際線取ってミャンマーの国内線が取れなかったらどうする? ヤンゴンで3日間足止めか?

と悩んでいると、翌日すぐにペリカンツアーから「国内線空きました。押さえましたから入金してください」とのメールか来た。
空き状況聞いただけなのにもうチケット取っちゃったの?! これって仕事が速いの? 雑なの?
そんなことを考える間もなく入金。ミャンマー旅行、とれた。

結局このツアー代は米ドルで、またバンコク−ヤンゴン間の航空券はタイバーツで支払うこととなり、円高のこのご時勢、日本のツアーに申し込むより格安で行けることになってしまった。ラッキ。

ところがである。良いことがあると後から悪いことがやってくるのか、この後またバタバタしてしまうのである。
ツアー会社からの旅程をよくよくチェックしてみると、「2人」で申し込んだはずが「1人」になっていたため、すぐに訂正依頼。あやうくどちらか1人が置き去りにされるところだった。さらに、代行でこの旅行会社にビザを取ってもらおうと申請したのだが、手数料が当初の2倍かかってしまうことが判明し、キャンセル。面倒くさいがこちらで取ることにした。

やはり相手はミャンマー人、この辺は日本人同士のようにスンナリ意思疎通というわけにはいかなかった。それでも素早い対応と、メールで返ってくるあまりにも上手できれいな日本語の文章には驚いた。

ところが悪いことは続くもので、旅立つ二日前、そろそろ準備しなくちゃと思っていた矢先、どエライことが起こってしまったのである!

次回、「旅行前のスッタモンダPart.2」(いつまで続くねん)に続く・・・。
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