沖縄の気になる気候


沖縄の気になる気候

ご想像の通り、沖縄の夏は暑く、長い。
4月には各地で海開きとなり、海には10月くらいまで普通に入れる。実は夏の気温はそこまで高くないのだが(上がっても33度ぐらいまで)、日差しは刺すように痛い。

日本では、奄美大島あたりから南が亜熱帯気候とされているため、沖縄はまさに亜熱帯気候ということになる(実際には亜熱帯の境界線や範囲などは明確に定められているわけではないらしい)。沖縄はいつも夏だと思っている人もいるかもしれないが、熱帯ではないためちゃんと四季がある。

何が言いたいかというと、こっちに住んでいて感じるのは春と秋も長いということである。

春:
早ければ1月下旬頃には桜が咲き(ソメイヨシノではなく寒緋桜)、それが散る2月中頃から梅雨に入るゴールデンウィーク頃までは春の陽気である。

夏:
梅雨が明ける6月上旬頃から10月中旬頃まで。
梅雨が明けると一気にセミが鳴きだし、10月頃まで鳴いている。ちなみに台風が沖縄に来るのはほぼ9月いっぱいまでである。

秋:
10月中旬頃から1月中旬くらいまで。
本土だと、どんなに長くても秋は1か月半くらいじゃないだろうか。こちらは3か月くらい秋らしい良い気候が続く。

冬:
一応寒い日もある。1月中旬くらいから2月中旬の桜が散るころまでは、下がっても12、3度くらいまでだが、感覚としては冬である。

夏の日差しの痛さは尋常じゃないが、過ごしやすい春と秋が長いということが素晴らしい。そして、そのような季節、本土ならたくさんの人が悩まされる花粉症が沖縄では発生しない。このへんも過ごしやすさの要因となっているのではないかと思われる。

このような気候が、沖縄ののんびりとした県民性を育んでいるのかもしれない、などと思ったりもする。
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