沖縄の気になる「沖縄あるある」Part 3



以前にも沖縄あるあるについて紹介したが、今回はその3回目。
早速行ってみよう。

●「そば」と言えばもちろん沖縄そば
沖縄で「そば」と言えば、ほぼ100%「沖縄そば」のことを意味する。そば粉から作るいわゆる日本そばのことを思い浮かべる人はほぼいない。こちらでは年越しそばも沖縄そばである。
ちなみに「そば」とも言うが、沖縄の発音として「すば」と言ったり書いてあったりもする。

●県外のことは「内地」と言う
沖縄県外の日本のことを「内地」(ないち)と呼ぶ。個人的な感覚では、沖縄の都会に住む若い世代はあまりそうは言わないようであるが、かなり上の世代になってくると、県外の日本のことを「大和」(やまと)と言ったりもする。
ちなみに、沖縄では広い世代に渡って、いわゆる「標準語」のことを「日本語」と言う人もかなりいる。

●空手発祥の地は沖縄
沖縄県外の人でこのことを知っている人はあまりいないようだが(実際には諸説あるようです)、沖縄では空手が盛んであり、次のオリンピックでは空手が採用されたこともあってメダルが期待できる県人も多くいる。

●沖縄の空手は戦うのではなく「たしなみ」
沖縄の空手は元々、相手を打ち負かすという概念ではなく、「たしなみ」としてやっていたらしい。空手から着想した琉球舞踊もあったりするせいか、舞踊の先生が空手もできるということはよくあるらしい。「空手をやっている」と自ら積極的にアピールするようなものでは元々なかった。

●バレエと琉球舞踊のミックスがある
これは、沖縄のバレエ団(N.Sバレエ)が琉球舞踊をモチーフに踊っている(「琉球クリエイティブ」)という意味である。バレリーナとして訓練を積んだ素晴らしいダンサーたちが、バレエとしてアレンジされた琉球舞踊を踊る姿は圧巻である。
2018年にはニューヨーク公演も決まっており、一気に世界で注目を浴びる可能性がある。「バレエ+琉舞」をやり始めた当初はいろいろと(伝統を大事にする人々から)批判を浴びたらしい。世界で認められれば(おそらく世界のほうが認められやすのではないかと思う)、そのような沖縄での批判は解消されると思われる。

●女の人も「私」と言わない
こちらでは、特に若い世代の女の人が自分のことを「私」とは言わない。「私」と言うと、何かかしこまったような、すましたような印象になるらしい。そこで、自分の下の名前をそのまま言うか、「自分は・・・」と言ったりする。
正直、20代半ばくらいの女性が自分のことを下の名前で言うとあまりにも幼く見えたり、「自分は・・・」などと言われると体育会系男子みたいな感じがするが、こちらでは特に普通のことである。

●闘牛だけでなく闘ヤギもある
沖縄では牛同士が闘う「闘牛」が盛んだが、一部ではヤギが闘う「ピージャーオーラサイ」というのが催されている。
ちなみに「ピージャー(またはヒージャー)」は山羊、「オーラサイ(またはオーラセー)」は喧嘩させるという意味である。

●やたらと天気が変わりやすい
晴れていたと思ったらいきなり土砂降りになったり、ここでは降っているがすぐ隣の地域では降っていない、みたいなことがしょっちゅうある。
こちらで東京のニュースやワイドショー番組を見ていると、季節の変化について大げさに話しているのをよく見るが、こちらでは天気に関してあまり一喜一憂しない。冬に気温が下がるときだけけっこう騒ぐ感じである(と言っても「12度になるなんて信じられない!」という、むしろ本土にとっては暖かい冬の温度で騒いでいる)。

●日本人に手厳しい中国人でも、「沖縄出身です」と言うと優しくなるらしい
沖縄(琉球)の人に対してどこかシンパシーを感じているのだろうか、沖縄は「反日」の対象ではないらしい。

●ワルミまでの道は封鎖されたが、ビーチ側からは歩いて行ける
沖縄本島の北部には、知る人ぞ知る(しかし今やかなり有名になった)パワースポット「ワルミ」がある。最近、そこに行く小道が、その小道の土地所有者によって封鎖されたというのがニュースになった。違法駐車や、観光客が騒いだりゴミを捨てたりして荒らすので、そこまでの道の所有者が自分の土地に人が入れないように封鎖しため、「ワルミ」に行けなくなったのである。
ワルミはビーチのすぐ近くにあるのだが、誰もその観光スポットに行けなくなったということで、沖縄好きや、いろんなマスコミが騒いだが、ワルミ自体の土地所有者はおらず、実は別のところからビーチに出て、ワルミまでビーチ沿いに歩いていくことができるのである。
「実は行けるよ!」と言うと、観光客のマナーについて考える良い機会か失われるので大っぴらには言われていない。「知る人ぞ知る」情報である。

以上、最後は「あるある」と言うより「目からウロコ」のような情報となってしまったが、また「あるある」がたまってきたら書いてみたいと思う。

以上、「沖縄あるある」Part 3でした。
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