沖縄の気になる不発弾処理


沖縄では未だに不発弾がよく見つかる。その多くが家やマンションの新築時である。

太平洋戦争において日本で唯一、地上戦が繰り広げられた沖縄。特に司令部が置かれた首里城周辺地域で不発弾が見つかることが多いらしい。

ある統計(1975〜2009年)によると、大空襲のあった東京におけるこれまでの不発弾処理件数は132件、個数は1681個(いずれも全国都道府県別で2位)だが、沖縄では1339件、22764個となっている(いずれも1位)。不発弾が見つかるのは何も沖縄だけじゃない、というのは事実だが、ダントツであまりにも多すぎる。

実はつい最近、自分の自宅近くにある建設中のマンションの敷地内で不発弾が見つかった。
小さいものだったようで、付近75メートル範囲のみ避難指示が出たため、自分の自宅はギリギリ避難範囲外となったが、周囲の道路は全面通行止めになり、不発弾処理が行われた。朝10時から作業開始、そして10時半頃、周囲に響き渡るドーンという音が鳴った。

基本的に不発弾処理というのは、不発弾を爆破すること。このときの音は爆破音だった。処理は成功、周囲の家々には何の支障もなく、ほぼ完成していたマンションもこのすぐ後に問題なく落成したのだが、このときの爆破音は予想していた以上に大きな音だったため、正直かなりビックリした。

この翌週には、本島南部の南城市でまた不発弾処理があったとのニュースを見た。田舎なので住宅が少なく、避難者は14人程度だったらしいが、作業には4時間もかかったという。

沖縄ではよくあることなので人々も慣れてしまっているようだが、あまり慣れたくはない問題である。。
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