自分でサンプル本を作ることの重要性


自費出版に対応している、またはそれを専門としている出版社もいくつかあるようで、よさそうなところをピックアップして、料金、こちらがもらえる印税の率、配本対応など、主要な項目を表に列挙して比べてみたり、資料を請求してみたりした。

その資料が届くのを待つ間、実際にどういう写真集にしたいかが一目でわかるようにサンプル本を作ることにした。これにはMyBookEditorという写真集の無料作成ソフトを使った。直感的に使えてとても便利なのでおすすめである。

しかし、実はこのサンプル本を作る作業がとても役に立ったのである!
たくさん撮った写真から、写真集に使えそうなものをなんとなくピックアップしてはいたのだが、実際に写真を並べていくとなんかしっくりこない。各踊りの歌詞もはさんでいくつもりだったのだが、頭の中にあるのと、実際にパソコンでソフトを使いながら目の前で作っているのを比べると、何か違うのである。

全体をどのような構成にするのか、数枚の写真で1つの踊りを表現したいのだがその流れをどうするか、前書きやあとがきはどうするか、7つの踊りのバランスをどうやって整えるか、などなど、悩みが尽きないのである。選んだ写真を並べ替えたり、写真自体を選び直したり、数か月もの間、毎日考えることになったのである。

おかげで、シンプルながらも自分の納得のいく構成、流れのサンプル本ができた。この作業こそ、写真集の良し悪しを大きく左右する重要な作業だった。

その間、各出版社から続々と資料が届いていた。
プリンタ出力用画面 友達に伝える
前のページ
出版に向けて:出版社とのやり取り
コンテンツのトップ 次のページ
自費出版の出版社決定!