自費出版の出版社決定!


各出版社から続々と自費出版の資料が届いていた。中には、その出版社がこれまでに出版した本を入れてくれているところもある。これはとても助かる。実際にどのような本を作ってきたのかも重要だ。そこで、本を入れてくれていない出版社については、Amazonで見たり、実際に本屋に行って探してみたりして、実際にこれまでに出版している本を確認した。

結局、自分にとって出版社を選ぶ一番のポイントとなったのは、料金が最も安いとか、印税が最も高いとかではなく、この「品質の良い写真集を作ってくれそう」ということだった。大量に作って大量に売るわけではないので、実質的に料金や印税によって得られるメリットは各社でそれほど大きな差にはならないのである。

まだ少し悩みながらも、良さそうな一社に絞って連絡を取り始めた。すると、とりあえず写真を印刷してみましょうか、とのこと。それを見て判断していただければ、とありがたいお言葉。

ただし、ここで判明したのが、写真を撮るときの色の出し方はRGBというやつなのだが、印刷するときの色はCMYKになるという。つまり、R=Red(赤)、G=Green(緑)、B=Blue(青)の3つの原色を混ぜるのがRGBで、液晶ディスプレイやコンピュータ、テレビの映像表示に使用されているもの。そして、C=Cyan(シアン)、M=Magenta(マゼンタ)、Y=Yellow(イエロー)と、K=Key Plate(キープレート、ほぼ黒)で色を表現するのがCMYKで、プリンターの色の出し方はこのCMYK。ということは、写真集を作るためには撮った写真をCMYKに変換する必要がある。ただし、変換すると少しくすんだような色になってしまうとのこと。それを変換したうえで、元のRGBの写真の色に近い状態に補正してから印刷してくれるという。なんと良心的な出版社。

印刷してみてもらいたい写真をこちらで4枚ほど選び、早速、その印刷された写真が届いた。思っていたよりも鮮やかで綺麗!よし、ここにしよう!ということで出版社を決めた。

いよいよ出版へ向けて具体的に動き出すときがきたのである。
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印刷に向けた手順