台中の名所を巡る半日ツアー
あっという間に彩虹眷村に到着した。
ご存じの方も多いかもしれないが、台中市内の平屋が集まる一角に、そこに住むおじいさんがカラフルな絵を描き、それが有名になって観光名所になってしまったという場所だ。
いわゆる映えポイントに興味があるわけではないが、そこにいるだけで、絵を見ているだけでとても楽しい場所だった。街から離れたところにあるのかと思っていたが、周りはすっかり開発されて高層ビルも建っている。
ここは元々、20世紀初頭の中国の内戦で渡ってきた軍人とその家族が住むための集合住宅だったらしい。取り壊しが決まっていたものの、ここに住んでいた退役軍人の方が壁や地面に絵を描き始め、それがアートとして注目を集めることになり、保存運動が起こったということらしい。現場に来てみて初めて分かることだが、確かにここ一角だけ取り残されたような感じだ。時空の歪みに迷い込んだような、そんな感じも面白い。
彩虹眷村の散策を終えた後は、また車に乗って今度は「宮原眼科」へと向かった。
ここはその名の通り、昔は眼科だったところだ。名前だけそのまま残してある。日本統治時代に建てられた眼科のビルだが、今ではオシャレなお土産物屋さんに変わっており、アイスクリームやコーヒーなども楽しめる空間になっている。
この宮原眼科は台中駅の近くにあり、実はこの前の日にもすぐ近くを通っていたのだが、この半日ツアーに組み込まれていたので、その時にはあえて中には入らなかった。。
まぁなんとオシャレな建物。いや建物だけではなく、そこで売られているお茶やコーヒーやクッキーやチョコレート、それらのパッケージデザインのまぁオシャレなこと。お菓子なのに、ぱっと見はCDやレコードジャケットのように見えるパッケージの商品もある。その分お値段は多少高めだが、すべてがセンス良すぎ。お土産に最適なのか、他ではあまり見なかった日本人がここには多数いるようで、中国語のほかに日本語も飛び交っていた。
ここでお茶を飲んでみることにした。台湾独自の方法で育てられている蜜香烏龍というお茶。本当はホットのほうが香りが広がるのだろうが、この日は11月下旬とはいえ昼間は27度まで上がり、とにかく暑かったのでコールドを頼んでみた。フルーティーな香りと柔らかい甘さが最高!後で気づくのだが、台湾ではコンビニで買ったペットボトルのお茶でさえ日本のものより香りがあり、安くてとてもおいしいのである(台湾だからという思い込みやひいき目ではない。多分)。
そしてこの半日ツアーの最後、ここから車で45分のところにある「高美湿地」へと向かった。
次回、「街は暑かったが湿地は寒かった」に続く。


