元旦からショッピング三昧?


1時間長い2007年を過ごし、元旦は朝からホテルのプールに入った。外にいると暑いがプールに入ると寒い。元気な子供ちゃんたちがたくさんいて、バッチャバッチャと遊んでいた。

今日はインド人街に行くことにしていた。マレーシア独立の父の名前を冠した「トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り」が、たくさんのインド人が住むインド人街なのである。

実は前日、デパート内にあったBATAという靴屋でかわいらしいサンダルを見つけていたヨメさん。しかし合うサイズがなく買うことが出来なかった。調べてみると、なんとこのインド人街にBATAの路面店があるらしい。元旦から開いているかは分からないが、インド人街も見てみたいので行ってみることにした。

さすがはインド人街、インド映画を上演している映画館がある。しかもこの映画の撮影地はマレーシアのようである。このインド人街の町並みは一種独特の雰囲気。しかし道路にはゴミも落ちておらず、とてもきれいである。建物もカラフルでおしゃれに見える。KLではここに限らず、ゴミが散乱していて汚いというところはまず見たことがない。

途中小雨が降ってきたのだが、ちょうどその頃BATAに着いた。元旦にも関わらず開いていた。

さっそく昨日見つけたサンダルを探すヨメさん。早くも見つけた。サイズもいろいろある。合うのがありそうだ。

ついでに男物のスニーカーも見てみた。NIKEや輸入物のスニーカーは150〜200リンギットしているが、POWERという地元メーカーらしきスニーカーは50リンギットぐらいである。値段に差がある。どちらにしても日本よりは安いのだろうが、結局気に入ったのがなかったので買わなかった。それで安心したのか、ヨメさんはサンダルを2足も買ってしまった。嬉しさのあまり店の前で写真を撮ってくれと言うので撮ったのだが、被写体のヨメさんは見事に目をつぶっていた・・・。

地図を見ると、このインド人街の端には日本のデパート「そごう」があるらしい。そこまで行って、中のフードコートで昼食をとることにした。

いろいろメニューがあるのだが、特に日本料理があるわけではない。文字が並んでいるだけで何の料理か分からない。どこにも全く日本を感じない。一体どれがおいしいのか? 周りを見てみると、エビの入ったやきそばのようなものを食べている人が多い。メニュー名が分からないのでとりあえず「PRAWN」と書いてあるものを頼むと、まったく違うラーメンのようなものが出てきた。店員はパートのおばちゃんのようで、英語で説明してもよく分からないようだ。仕方がないので出てきた「エビラーメン」を受け取った。これはいわゆるニョニャ料理というやつであった。(「ニョニャ」とは中国とマレーの混血の女性のことをいう。ちなみに混血の男性は「ババ」という)。ちょっぴりすっぱさの残る麺であったが、これはこれでなかなかおいしかった。

ここからおとといに行こうと思って行けなかった、チャイナタウンにあるセントラルマーケットというデパートに行くことにした。おととい行った時には夜で、もう閉まっていたのである。ここではお土産や日用品などが安く買えるらしい。そしてマッサージのお店もあるらしく、旅の疲れを癒すためぜひ入ってみようと決めていた。

一駅乗ってまたすぐ乗り換えないといけないため、とりあえず乗らずに一駅分歩いてみようということになった。線路沿いに歩いていけばいいだけだと思い、ひたすら歩いていくと、全く予想とは違う駅に着いてしまった。 あれ? 確かに線路沿いに歩いてきた。なのになぜ・・・? 

そこはラキャ駅という、長距離バスのターミナルにもなっている場所で、地方に帰る人出てきた人、外国人旅行者やついでに物売りのような人までごった返しており騒然としている。バスもずっとアイドリングのままで排気ガスを狭いエリアに撒き散らし、充満させている。そのあまりの空気の悪さに一気に気分が悪くなってしまった。実は次の日、できればここからバスに乗って遠出をしようというプランもあったのだが、これを見て一気に気持ちが萎えた。遠出をすることはやめにした。

仕方なくそこから電車に乗り、複雑に乗り換え目的のチャイナタウンに着いた。後で気づいたのだが、目的の線路沿いに歩けるわけはなかった。地下鉄だったのだ。つまり地上にあった線路を見ながら歩いたのだが、それは別の路線だったのである。地図にはこの地下鉄もあたかも地上を走っているかのように書いてある。勘違いしてしまった。いや、初歩的と言われれば初歩的なミスなのだが・・・。

妙に疲れてしまった我々は、セントラルマーケットに着くなりマッサージ屋を探し始めた。本に書いてあった店は歩けど探せど見つからず、結局別のマッサージ店が一軒あるのみ。仕方がないのでやたらと勧誘がうるさいその店に入ってみた。

ところがこれが大当たりだったのである! 値段もそんなに高くない。しかし、我々二人ともスタンディングオベーションを心の中でしてしまうほど、すばらしい指圧技術であった。いや、技術だけではない、その人の凝り具合を判断して、決まったコースではありながら疲れのひどいところを重点的にやってくれるのである! プロなら触れば分かるはず。ほとんどが中国人のようで英語もろくに通じなかったが、それでも全てお見通しのようである。素晴らしい! 全身もあり、脚だけまたは足裏だけのコースもある。店名は忘れてしまったが、このセントラルマーケットの2階にあるマッサージ屋は大変お勧めである。

その後このデパート内をウロウロし、いくつかお土産を買った。ここは絵や洋服、アクセサリーなどいろんなジャンルの商品を売っている。食べるところもある。駅からも近くて便利。なのになぜか日本人はほとんど見当たらない。穴場かもしれない。

この日の晩御飯はセントラル駅に戻り、駅構内にある小さなレストランで食べた。とても安く、しかも味も悪くない。今日は買い物で出費をしてしまったので、最後は安く締めくくった。
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