女性カントリー・シンガーNo.1


洋楽も邦楽もそんなに広く聴いているわけではないが、自分が好きなパターンが1つあることに気付いた。
「女性シンガーがギターを弾きながら歌う」、というスタイルである。

これは洋楽に関してだけで、洋楽で聴きたいと思ったCDを手に取ると、必ずギターを抱えた女性シンガーになってしまう。しかも、ジャンル分けしてみるとそのほとんどすべてが「カントリー」というジャンルになるということに最近気付いた。

いわゆるテンガロンハットをかぶったテキサスのあんちゃんが歌うような、ガッツリの「カントリー」が好きなわけでもなんでもないのだが、洋楽の女性シンガーで気にいるのはみんな「カントリー」からの「ポップス」または「ロック」ばかりなのである。

実は、このいわゆる「カントリー・ポップス」と呼ばれる分野には結構有名な女性歌手がいたりするのである。最近有名なところではフェイス・ヒルやキャリー・アンダーウッド、古いところではオリビア・ニュートン・ジョンやシャナイヤ・トゥエインなどがこのジャンルに入るらしい。

・・・よう分からん、という人がほぼ大半だとは思うが、めげずに続けよう。
とにかく今日は、個人的に大好きな「女性カントリー・シンガー」No.1を勝手に発表したいと思う。

それではいってみよう!まず第3位!

シェリル・クロウ

こうやって名前を見れば知っている人も多いのではないだろうか? 彼女のジャンルはカントリーなのである。この人を選ばなくて誰を選ぼうか。今やアメリカの音楽業界では大御所の域に達していると言っても過言ではない。

当初、『Run Baby Run』や『Leaving Las Vegas』などの曲で衝撃を受けたのだが、この人のいいところはそのスタイルを変えないところだ。いつ聴いても懐かしく、そして新鮮である。また、歌詞がおもしろくストーリー性に富んだ『All I Wanna Do』や、好きになったものの浮気されて別れてしまった男のことを『My Favorite Mistake』(私の大好きな間違い)などと表現してみせるところも、とっても粋だ。さらに、社会に対するメッセージ性の強い歌(『Redemption Day』、『Out of Our Heads』)もあったりする

そんな彼女はライブでもMCをほとんど入れずにひたすら歌う。ギターだけでなく、アコーディオンでの弾き語りまでみせてくれる。カッコ良すぎ。

オススメPVはこちら↓
『Out of Our Heads』(http://bit.ly/9LZsKz)
メッセージ・ソングなのにとってもキャッチー!

さぁ、それでは次にまいりましょう
栄えある第2位!

テイラー・スウィフト

今、全米で彼女のことを知らないティーンはいないのではないだろうか。昨年(2010年)、弱冠20歳にしてグラミー賞を受賞した、現在最も有名なカントリー・ポップス・シンガーなのである! これまでの経験をそのままストレートに歌ったり(昔つきあっていた有名人宛ての歌があったりする)、出会いや別れについて書いたその詩は「ダイアリー」と呼ばれるほど等身大で、特に若い世代にとっては共感必至である。

等身大といっても、普通の人が等身大のことを書けば歌になる、というわけではない。場面の切り取り方や言葉の選び方、つなぎ方、そしてストーリテリングがあまりにも絶妙だからこそ心を打つのである! しかも、その芸術性を感じさせずに「等身大」と思わせてしまうというところがスゴい。

やたらと元気になれる『You Belong With Me』なんつー曲があったかと思えば、『Breathe』では恋人と別れた後の心境を「I can’t breathe without you, but I have to」(あなたなしでは呼吸もできない、でもしなくちゃいけない)などと表現しているところが素敵すぎる。これにはティーンじゃなくともやられっぱなしである。

そんな彼女は今年、2度目の来日公演にして初の武道館ライブを行った。満員に膨れ上がった会場で、さまざまな衣装で怒涛のごとく歌ったその歌声は、声量こそそれほどないものの一切乱れることなく、その姿は最後まで輝きを放ち続けていた。まぶしすぎて目が開けられないほどであった。
・・・ええ、その会場の最前列に、わたくしめが居たのでございます・・・。

オススメ映像はこちら↓
『Fearless』(http://bit.ly/eb5Pcd)
全世界が熱狂!彼女のライブ映像をコラージュしたPV
『Mine』(http://bit.ly/fUbxIk)
彼女のストーリテリングのうまさを見事に映像化!

さて、そんな大好きなテイラーを差し置いて、1位を獲得してしまうシンガーがいるのである。
テイラーは追いかけ始めて短いが、この人は10年前から追っている。
興奮しているのは自分だけかもしれないが、その栄えある女性カントリー・シンガー第1位を発表しよう。

1位はこの人だ!

ミッシェル・ブランチ

現在(2011年)28歳の彼女のデビューはなんと18歳! インディーズでアルバムを1枚出した後、あのマドンナ主宰のマーヴェリック・レコードからのメジャー・デビューという、まさに彗星のごとく現れたティーンネイジ・スターだった! その後、サンタナとの曲『The Game of Love』でグラミー賞受賞。そしていきなり結婚、出産。復帰後はWreckersというユニットで本格的にカントリーに進出。そして去年、久しぶりにソロ・ミニアルバム『Six Pack』がリリースされた。

やたらと元気で輝いていたメジャー・デビュー・アルバムから10年、いまだに『Sooner Or Later』のような片思いの歌が書けるかと思いきや、『Everything Comes and Goes』や、今回のミニアルバムからは漏れたものの自身のWebサイトで無料提供された『Texas in the Mirror』といった曲では、20代にしてすでに哀愁まで帯びている。素晴らしすぎ。

今年はフルアルバムを鋭意製作中らしいので、果てしなく期待している。自分がどういう曲をやりたいのか、ファンがどういうものを期待しているのか、ここ何年にも渡って悩み続けた彼女だからこそ出せる歌がそこにあるのではないか、そう思うと待ちきれない。

オススメ映像はこちら↓
『Breathe』(http://bit.ly/7FGdx9)
20才のときにリリース!裸足で歌うのが彼女のトレードマークだった!
『Sooner Or Later』(http://bit.ly/ePo9ko)
これぞカントリー・ポップス!2010年リリース!

最近の洋楽で流行っている曲は、必ずと言っていいほど黒人ラッパーをフィーチャリングしていて、曲の途中にラップが入るパターンが非常に多い。最近は日本でもヒップホップが広がりつつあるが、自分を含め、なかなかなじめない人も多いのではないだろうか。そんな中、メロディーが耳に残りやすいこのカントリー・ポップスは案外、日本人に向いているかもしれない。洋楽の中ではとってもオススメなジャンルである。機会があればぜひ聞いてみてくださいな。

以上、個人的に大好きな女性カントリー・シンガーNo.1でした。
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