福原美穂のすんばらしい歌No.1


最近、福原美穂にハマっている。ハマりまくっている。
一体誰?と思われる方もいるかもしれない。すんばらしいシンガーである。
今日は彼女のすんばらしい歌の中から、いつものように個人的に好きなものを勝手にランキングして発表したいと思う。
とにかく知らない方、聞いたことがない方には一度聞いてもらいたい。

さぁ、今回は「聞いてもらいたい順」ということで、いきなり第1位から発表してしまおう。
「福原美穂のすんばらしい歌」、第1位はこれ!
『優しい赤』 (3rd シングル。1stアルバム『Rainbow』にも収録)

こいつはいい歌ですぜ。力強さと、哀しさ。
彼女が北海道から東京に出てくるときの寂しさと決意を歌ったすんばらしい歌である。
「赤」という激しい色に、「優しい」とつけているところがまた美しい。北海道で見た真っ赤な夕日のことである。

「愛しているよ だから捨てる 優しい場所も 君の声も」

という、20歳そこそこの子が書けるとは思えない衝撃の歌詞で始まるこの曲は、彼女の3枚目のシングルなのだが、実はメジャーデビュー前に出演した『New Comer Presentation』ライブですでに歌っている。
この映像には心が震えた。緊張していたのか、ピンと張り詰めた雰囲気の会場で本来の伸びやかな声は出ていない。でもその歌う姿から、この歌への想いや今後への決意が有り余るほど感じとれるのである。そんなこんなも含みつつ、今のところこの曲を1位に認定したい。勝手に。

さぁそしてこちらも超オススメ、彼女の歌につけられた宣伝文句の1つ、「ソウルロック」という名にふさわしい第2位!
『No Warning (When You’re Hit By Love)』 (2nd シングルB面)

英語のオリジナル曲である。ライブで盛り上がるのは必至、彼女のパワフルさを前面に押し出した曲だ。
彼女はカバーも含め、英語の曲をたくさん歌っているが、英語の歌を歌わせれば日本でも余裕で3本の指に入るほどウマい。その発音や歌声も含め、日本人が歌っているとは思えない。中でもちょっぴりレトロな雰囲気も併せ持っているこの曲は一聴の価値ありですぞ!

そして、これまた衝撃の第3位!
『Cry No More』 (7th シングルB面。2nd アルバム『Music is My Life』にも収録)

これまた英語(オリジナル)の曲だが、これには衝撃を受けた。日本アカデミー賞を受賞した映画、『沈まぬ太陽』のエンディングで流れていたのである。映画の感動にうち震えているまさにその時、あまりにもスッと入ってきたのが彼女の歌声だった。何の違和感もないきれいな発音だったため外国人歌手だと思って聞いていたら、エンドロールに「福原美穂」と出てビックリ。非常にゆったりとした歌なのだが、特に前半のアカペラの部分は圧巻。「奇跡の歌声」を堪能できるすんばらしい曲である。
この曲はライブで聴いた時もスゴかった。思わず目をつぶって聞き入りたくなるほど繊細な歌声だった。彼女のシンガーとしてのスゴさは、これを聞けば間違いなく証明される。

まだまだ衝撃は続く!第4位!
『ひまわり』 (2ndシングル。1stアルバム『Rainbow』にも収録)

あぁ、悲しい…。日本泣ける歌ランキング(もしあれば?)でも上位に入るのは間違いない歌である。
若くして亡くなった幼なじみのお兄ちゃんのことを歌った曲だ。PVを見ながら聞けば確実に泣ける。
20歳そこそこで、しかも2枚目のシングルでこの曲を出したというのがスゴすぎる。メジャーデビュー曲はとっても力強く、彼女のパワフルさを前面に押し出した曲だったのにも関わらず、次のシングルでこう来るというのはどーゆーこと? とまで考えてしまう。しかし、歌に込めた彼女の「ソウル」はこの曲にも一貫して感じられる。途方もなく感じられる。

さぁ、最後にランクインしたのはこの曲だ!第5位!
『あいのうた』そして『ICE&FIRE』(同着ということで!)

やはり20代の女性ですから、恋愛の歌は多いですな。その中でも特に憂いに満ちているのが『あいのうた』である。しあわせを歌っているのだが、とても哀しい。アコースティックな曲が個人的には大好きなため、ギターの伴奏だけで歌うこの曲は非常にポイントが高い。2ndアルバム『Music is My Life』に収録。

そして『ICE&FIRE』。こちらも恋愛の曲なのだが、彼女の中では異質な曲に仕上がっているため滑り込みでランクインさせてみた。独特の憂いを帯びた曲で、彼女のソングライターとしてのウマさ、シンガーとしての幅を思い知るすんばらしい曲である。「私しかあなたを守れない」の一言で終わるエンディングにもゾゾっとする。1stアルバム『Rainbow』に収録。

他にももちろん良い曲はいっぱいあるのだが、最後にもう1つだけ「カバー曲」No.1を挙げておこう。
それはこいつだ! 『I Wish I Was a Punk Rocker(With Flowers in My Hair)』

これぞ彼女の真骨頂! といった感じのカバー曲である。元曲はSandi Thomの2006年リリースのヒット曲。こんな難しい曲を日本人が歌いこなせる意味が分からない。ド素人の自分には口ずさむことすらできない。オリジナルは打楽器の伴奏だけでグイグイいくのだが、そこにギターを加え、福原流のグイグイ感とタメでアレンジ。録音も一発録りでやっちまったという、ライブ感たっぷりの曲に仕上がっている。
正直言うとオリジナル曲のインパクトが強すぎるため、それを超えているとは言い難いのだが、この曲をカバーできるのは彼女しかいない! と思わせてくれるほどハマりまくっている。絶賛オススメ中である。

というわけで、なんだかんだといっぱい紹介してしまったが、ぜひ聞いてみてくださいな。
ちなみに彼女は、現在(2010年9月)公開中の映画、『悪人』の主題歌も歌っている。あの重たいストーリーのラストで、どれほどの人が彼女の歌声に救われるであろうか。いろんな意味でゾクゾクする歌である。これまた要チェック。

以上、「福原美穂のすんばらしい歌」No.1でした。
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