博物館巡り!


 
最近、やたらと都内の博物館めぐりをした。
 
今年5月に閉館した交通博物館を皮切りに、船の科学館、下町風俗資料館、江戸東京たてもの園、日本科学未来館に、中近東文化センター。
しかもこれらの入場料はすこぶる安く、100円から700円で、ほとんどの場合、一日充分楽しめるほど内容が充実している。

船の科学館では船のしくみやエンジンなどを間近に見て勉強できるだけでなく、実際に南極観測船として使われていた船が停泊させてあり、乗船することができる。

下町資料館では昭和の家を再現したスペースや、昭和のアナログな遊びなどを楽しめるコーナーがあり、月2回は紙芝居のイベントがある。

また、たてもの園は広大な敷地にありとあらゆる時代や地方の家が立ち並んでいて、その中の1つに「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったと言われる銭湯も建っている。

科学未来館では人体の中から宇宙に至るまでの、あらゆるサイエンスに触れることができ、アシモが動くデモンストレーションまで見られる。

そして中近東文化センターでは常設展と企画展があり、中央ロビーでは中近東のシュールな絵本まで閲覧できる。

これほどまでにたくさんの博物館や資料館を見られるのは、東京をおいて他にないのではないか。上に記したのは私が最近行った所だけで、まだまだほんの一部である。

京都に住む博物館好きの知り合いが言っていた。「払っている税金は変わらないのに、見られる博物館の数がこれだけ違うのは不公平だ」と。確かにそうかもしれない。

その他にも、広大な国営公園の施設を使ってバーベキューをしたり、植物園で多種多様のバラのにおいをやたらとクンクンしたり、流れるプールやウォータースライダーがちゃんとある格安の市営プールで楽しんだりと、この夏は都民を満喫させてもらった。

大都会とはいえ、東京には緑もたくさんある。文化・娯楽施設には事欠かないのである。
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